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最後まで説明をお読み頂きご納得頂いた上で入札をお願い致します。
LUXMANのFM TUNER T-550Vの品で修理、改造、清掃、メンテナンス調整(プチレストア)済みです。
電気的特性は大変良い個体と思います。
出品は、T-550Vの本体のみです。
(写真に写っている他の機器は含みません。)
AC電源入力のコネクタは、旧型の2Pから、現行の3Pに変更してあります。
電源ケーブルは、プラグ部は2Pのケーブル(新品)を添付予定です。
T-300/300Vより一回り小型で、サイズは、幅450x高さ160x奥行268mmです。
(注:高さが高いのでラックに入らない等の問題が発生しないように入札前にご確認をお願い致します。)
FMの受信周波数範囲は、日本仕様の76.0MHz~90.0MHzです。
ワイドFM(AM放送のFM補完放送:90.1MHz~94.9MHz)には対応しておりません。
(アナログチューナーなので、90.6MHz程度までは受信できていますが、帯域外なので保証はできません。
現状、東京地区では、TBS:90.5MHzが確認できました。)
1973年後半に発売されたモデルです。
本機の特徴および、WL500, WL550, T-550, T-550(V), T-300, T-300Vの違いについては、
後半に記載してありますので、ご興味ある方はご参照願います。
レトロ感と存在感を示す大変個性的で上品なパネルデザインのアナログFM/AMチューナーだと思います。
周波数指針が光る構造になっています。
回路構成としては、非常にシンプルでAFCなどの機能もありません。
また、10.7MHzのIFフィルターには、2個のセラミックフィルターが使用されています。
この機種は、WL500の回路構成を踏襲して、各部基板を一体化して、Stereo_MPX部分をIC化したモデルで
WL500で問題であった以下の点が改善されています。
1) DARC多重放送前に開発された機種であり、DARC多重放送を受信すると、
"サー"というバックグラウンドノイズがかなり発生する問題。
(本機もDARC多重放送前に開発された機種ですが、MPX回路がIC化されており問題の発生はありません。)
2) ミュート回路の制御が、受信信号レベル検出のみで行っており、強い局を受信した場合、
周波数の離れたところからミュートが解除され、その時、周波数が離れているのでDC-OFFSETが
多く存在し、それによりポップノイズが発生する問題。
本機は、周波数離調も検出してミュートしていますので、WL500の様な問題はありません。
以下の点を改造してあります。
1) ダイヤルスケール、Sメーター、センターメーターの照明を電球からLEDに変更してあります。
高輝度電球色チップLEDを基板に実装して取り付けてあります。 電球ソケットは残してありますので、
LED基板を外して電球を入れれば、元に戻ります。 (電球:BA9S型 12V/3W 4個)
2) STEREO表示、周波数指針の照明を電球から、チップLEDに変更してあります。
( 1)、2)で、電球はすべてチップLEDに置き換えられています。)
これにより、消費電力が、約15.8W(オリジナル)から、約3.3W(FM), 3.5W(AM)の1/4に減少しており、
温度上昇が抑えられ、周波数ドリフトの減少に貢献していると思われます。
また、周波数指針の電球が切れた場合は、交換が手間なのでメリットがあると思います。
LEDは、高輝度のものを使用し、定格から十分ディレーティングして使用していますので長寿命が期待できると思います。
明るさは、オリジナルと同等もしくは少し明るくしてあります。 (明るさを抑えるために、LEDの電流を減らしています。)
3) 本機は、75Ωの同軸ケーブルを接続用のFコネクタが付いていなかったので、Fコネクタを追加しました。
追加した場所は、WL500と同じ場所にしました。 (この部分はWL500より後退していました。)
4) AC電源のコネクタを旧型2Pから、現行の3Pに変更してあります。
旧型の2Pは入手が難しい場合があるので変更しました。
3Pのアース端子は、内部でシャーシに接続されています。
今回は、プラグ部が2Pのケーブル(新品)を添付します。
※ 改造してありますので、純正至上主義の方は、入札をお控えください。
下記の調整をしてあります。
1)RFのフロントエンドのトラッキング
2)検波同調点
3)STEREO_MPX部
あと、AMは、FMほど真剣に確認してありませんが、一応調整してあり問題ないと思います。
AMは、内部にバーアンテナを内蔵しています。 また、IFにセラミックフィルタを使用せず、LCによるフィルター
を使用しているせいか、非常に素直で自然な音に聞こえます。 特に低域は出ていない様ですが、
高域は気持ちよく聞こえます。
感度も良く、AMにミュート機能が付いており、AMも大変聞きやすいです。
ステレオセパレーションについては、調整時(83MHz)に置いては、L->R=40.46dB, R->L=42.85dBでした。
レベル計での測定の値で、ノイズ、高調波を含んだ値です。 1kHz成分のみならもう少し取れています。
周波数を変えても比較的安定していました。
IF_Filterの特性も経年の割には比較的良好でした。
(0.12% @1kHz 83.0MHz Stereo時、0.13% @1kHz 83.0MHz Mono時 : HP8903B HPF:400Hz, LPF:15kHz) でした。
歪率は、検波回路の固定抵抗の値を調整してバランスを取っています。
この機種は、通常の調整だけでは、ここまで、歪率が下がる個体は少ないと思います。
このチューナーは、Wide/Narrowの切り替えもなく、AFCもありませんから、良い音で聴く唯一の方法は、
センターメーターの中央に正確に合わせることだけです。
センターメーターの左右のラインは本機の場合、約±20~25kHzのポイントです。
±50kHz離れたポイントの歪率は、0.45%程度でした。 (写真-10)をご参照ください。
ただし、上記の測定値は、変調用のSGの機種を変更することでも多少変化するため値を保証するものではありません。
製造から約44年以上経過するものですから、再調整無しで動作していても初期の性能を期待するのは難しいと思います。
今回出品しているものは、調整して動作を確認してありますので少しは安心して使用して頂けると思います。
この個体は、周波数ドリフトも少なく、電気的性能も良いと思います。
外観について、
年代物の品ですので、細かな傷はありますが、目立つ傷もなく美品の部類に入ると思います。
ウッドケースは、天面に擦り傷があったので研磨、補修して軽く再塗装してあります。
素人塗装なので仕上がりはそれなりです。
フロントパネルについては、分解して清掃してありますので、ガラスの内側も綺麗です。
特に外観を重視される方は、必ず必ず、画像で確認をお願い致します。
送料は落札者様で御負担をお願い致します。
また発送はクロネコヤマトの宅急便または、ゆうパックの発払い(サイズは120cm)を予定しております。
沖縄県以外は、原則クロネコヤマトの宅急便を予定しております。 もちろん、ゆうパックも対応させていただきます。
(ゆうパックは、窓口営業時間(また、土日、祭日は発送)の関係で多少発送が遅れる場合があります。)
各種割引を適用すると全体的に宅急便の方が安くなると思います。
(宅急便の例:南東北、関東、信越、北陸、中部:1345、北東北、関西:1444、日本、四国:1543、九州、北海道:1741)
※※※沖縄県は、原則ゆうパック(2,050)になります。※※※ もちろん、宅急便も対応可能ですが、2,632と割高です。
ゆうパックは、東京都からサイズ120cmの持ち込み割引で、お調べ願います。
商品到着時に全く動作しないなどの時は、品と言う事もあり代替品の用意が出来ないため、
商品代金、送料及び振込手数料の返金までの責任とさせて頂きます。
ただし、この場合も改造したり、内部を開けたり調整した場合は対応できません。
問題があった場合は、内部を開けずにまずはご連絡をお願い致します。
大変申し訳ございませんが、ご落札後72時間以内に何らかのご連絡をお願い致します。
ご連絡がない場合、不本意で残念ですが【落札者削除】をさせて頂く場合がございます。
また、本商品はオークション代行業者様(特に海外発送)の入札は固くご遠慮願います。
取引後、サポート等が必要な場合があり対応できないためです。
落札されましても、落札者都合で取り消させて頂く場合がございます。
この場合、システムから自動的に落札者様の評価に「非常に悪い」が付いてしまいます。
また、評価で「悪い」、「非常に悪い」の割合の多い方が入札されても、その内容を確認して取引に不安を感じた場合、
入札を削除させて頂く場合があります。
出来るだけ長く使って頂きたいと思ってメンテナンスしておりますので、
良い環境で大切に使って頂ける方の入札をお待ちしております。
どんなに性能の良いチューナーでもアンテナから入力された信号以上になることはありません。
チューナー内部でどれだけ劣化させずに音として出力できるかがチューナーの性能です。
良い音で聴いて頂くためには、アンテナが重要です。 室内アンテナはあまり推奨できません。
また、ケーブルテレビ(CATV)もお勧めできません。
ケーブルTVに接続する場合は、ご入札前に各自適合性をご確認願います。
CATVで受信問題が起きた場合、ご落札頂いた商品自体の問題なのか、CATV関連の問題なのか
の切り分けが難しいので、CATVにつないでご利用をご計画の方は自己責任でお願い致します。
落札後のCATV関連の質問は申し訳ございませんが一切お受けできません。
CATVでお使いになった場合の問題点の一例として、Muteが効かない場合があります。
これは、CATVで放送の無い周波数でも、ノイズレベルが高く、Sメーターが少し振れる場合があります。
本機の場合、Sメーターの信号強度とセンターメーターの中央でMuteを解除しているのですが、
ノイズの場合、センターメーターはゼロなので、ノイズでもSメーターが振れていれば、Muteが
開いてしまいます。
(特に本モデルは、Muteが開く入力レベルが低い(20dBuV)ので、Muteが働かないことが発生する確率が
高いと思います。 その様な環境では、Muteレベルを可変できるT-300/Vをお薦めいたします。)
これは、ほんの一例ですが、CATV会社は千差万別で、千差万別の問題が発生する可能性があります。
特に鉄道系、地域コミュニティー系は予想外の問題が発生する場合があります。
また、他社と合併したCATVも特別な設定が必要な場合があります。
また新たな部屋に引っ越されて、「部屋に用意されたアンテナ端子に接続したが受信できない」
と言う様な漠然としたご質問にはお答えできません。
接続を予定するアンテナ端子に来ている電波は、
①自前のアンテナなのか、②共聴システムのアンテナなのか、③ケーブルテレビなのか、
落札者様ご自身が理解できていない方、また、問題発生時に落札頂いた本体に問題があるのか
否かの切り分けの出来ない方の入札は固くお断り致します。
最後に、この機種はデザインが気に入っている機種なので興味本位でかなり手を入れてあります。
できれば、ビンテージのアナログチューナーに理解のあるマニアの方の入札をお待ちしております。
アナログビンテージ品は、30年~40年以上経過しているものであり、本来の寿命は終わっていてもおかしくないものです。
本機は、約45年経過しています。
メンテナンスしているとは言え、全部品を交換している訳ではないので修理しながら使うという覚悟も必要と思います。
この商品は、ご希望があれば、将来、再調整が必要になった場合のメンテナンスを適価にてお受け致します。
単純に良い音で音楽を楽しみたいという目的には、向いていない可能性もあります。
(音質に関して言っている訳ではありません。 音質では最新の機種にも十分対抗できると思います。)
本機の情報は、ネットにたくさんありますので、ご自身で目的に合った機種であるのかをお調べ頂き入札をお願い致します。
簡単に良い音を楽しむ目的であれば、1980年代のシンセサイザーモデル(私出品している中では、S333ESGなど)が
良いと思います。リモコンも使え、プリセットも使え便利です。
よろしくお願い致します。
以下は、本オークションには直接関係ありませんが、同じ様なフロントパネルデザインの機種についての
違い等を簡単にまとめてあります。 (誤りがあるかも知れません。)
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WL500, WL550, T-550, T-550(V), T-300, T-300Vの違いについて
発売年月、価格は、"オーディオの足跡 "からの引用です。
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WL500, WL550, T-550, T-550(V)のサイズは同じ、
T-300, T-300Vは、WL500, WL550, T-550, T-550(V)より一回り大きい。
WL500, WL550, T-550, T-550(V): 幅450x高さ160x奥行268mm
T-300/T-300V: 幅485x高さ165x奥行281mm
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WL500 ¥69,500(1971年12月発売) SQ500Xシリーズ用
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Function Switch 4 Position (AM, FM-Auto, Mono, Stereo-Only)
Lever Switch 2本 (Mute-On, Mute-Off), (Noise-Cut, Normal)
Front_End: Alps_Module, FM4連、AM3連
IF_Filter : LC4段リニアフェーズフィルター:2段 + 複同調コイル2個
検波方法:レシオ検波
MPX:ディスクリート、スイッチング方式
DARC多重放送によるノイズ発生の有無:発生あり、程度大、要対策
Mute回路は、AM、FMともに有効、FMのMuteは、信号強度のみで動作するので、
強い局の場合、周波数の離れたとことでもMuteが開き、この時、DC-Offsetで
ポップノイズを発生することがある。 要対策
AC入力は、2P、ACインレット、ACケーブル分離型。
RF入力ATT:あり
アンテナ入力端子:4端子、(AM, GND, 300Ω, 300Ω)、75ΩはF型コネクタ
AM/FMのModeを知らせるインジケータあり。
また、AMとFMで周波数指針の色が変わる。
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WL550 ¥49,500(1972年12月発売)
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Function Switch 4 Position (AM, FM-Auto, Mono, Stereo-Only)
Lever Switch 2本 (Mute-On, Mute-Off), (Noise-Cut, Normal)
Front_End: Alps_Module, FM4連、AM3連
IF_Filter : MCF(モノリシックフィルターTOKO):2段 + 複同調コイル2個
検波方法:レシオ検波
MPX:IC(uPC554C)、スイッチング方式
DARC多重放送によるノイズ発生の有無:発生なし、ほとんどなし、対策不要
Mute回路は、AM、FMともに有効、FMのMuteは、信号強度と周波数離調の併用。
AC入力は、2P、ACインレット、ACケーブル分離型。
RF入力ATT:なし
アンテナ入力端子:4端子、(AM, GND, FM75Ω/300Ω共通, 300Ω), F型コネクタなし
75Ω時は、FM75Ω/300Ω共通とGNDに、300Ω時は、FM75Ω/300Ω共通, 300Ωに接続する。
AM/FMのModeを知らせるインジケータなし。
また、AMとFMで周波数指針の色が変わる機能はなし。
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T-550 54,500(1973年11月発売)
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Function Switch 4 Position (AM, FM-Auto, Stereo-Only, Mono) 順番がWLシリーズと異なる。
Lever Switch 2本 (Mute-On, Mute-Off), (Noise-Cut, Normal)
IF_Filter : MCF(モノリシックフィルターTOKO or MURATA):2段 + 複同調コイル2個
検波方法:レシオ検波
MPX:IC(uPC554C)、スイッチング方式
DARC多重放送によるノイズ発生の有無:発生なし、ほとんどなし、対策不要
Mute回路は、AM、FMともに有効、FMのMuteは、信号強度と周波数離調の併用。
AC入力は、2P、ACインレット、ACケーブル分離型。
RF入力ATT:なし
アンテナ入力端子:4端子、(AM, GND, FM75Ω/300Ω共通, 300Ω)、F型コネクタなし
75Ω時は、FM75Ω/300Ω共通とGNDに、300Ω時は、FM75Ω/300Ω共通, 300Ωに接続する。
AM/FMのModeを知らせるインジケータなし。
また、AMとFMで周波数指針の色が変わる機能はなし。
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T-300 ¥79,500(1974年3月発売) L-300シリーズのプリメインアンプ用
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Function Switch 4 Position (AM, FM-Auto, Stereo-Only, Mono) 順番がWLシリーズと異なる。
Lever Switch 3本 AM用Hi-Cut_Filter (Strong, Normal, medium),
FM用hi-blend (Maximum, Normal, Moderate), Muting (Variable, Normal(Preset), Off)
Front_End: Alps_Module, FM4連、AM3連
IF_Filter : LC5段リニアフェーズフィルター:2段 + 複同調コイル2個
検波方法:レシオ検波
MPX:ディスクリート、スイッチング方式
DARC多重放送によるノイズ発生の有無:発生あり、程度大、要対策
Mute回路は、AM、FMともに有効、FMのMuteは、信号強度と周波数離調の併用。
AC入力は、2P、ACインレット、ACケーブル分離型。
RF入力ATT:あり
アンテナ入力端子:4端子、(AM, GND, 300Ω, 300Ω)、75ΩはF型コネクタ
AM/FMのModeを知らせるインジケータあり。
また、AMとFMで周波数指針の色が変わる。
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T-550V ¥57,500(1976年5月発売)
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T-550との主な違いは、ACケーブルが分離(ACインレット)か、直だしケーブル付きの違い。
T-550Vは、直だしケーブル付き
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T-300V ¥83,500(1976年5月発売)
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T-300との主な違いは、ACケーブルが分離(ACインレット)か、直だしケーブル付きの違い。
T-300Vは、直だしケーブル付き
また、T-300は、メインのヒューズフォルダが背面についている。